home sweet home

先週1週間のうち、家に居たのは僅か2日間。
うちを出て、①岡山→②松江→③広島→尾道→④松江→⑤神戸→⑥⑦東京
という阿呆みたいなスケジュール、そりゃ帰りたくもなるって。好きでしている仕事とはいえ、確実に順調に年も取ってるので、長い移動はいろんなものを蝕みますな。久し振りに顔を見た友人もいっぱい居て癒されたのも事実ですが。
しっかし、東京で宿を提供してくれた友人が……やらかしてくれたよ。2ヶ月以上前から宿泊を希望して、先月も確認とってたのに。前日に明日行くよとメールしたら電話がかかってきました。
「東北旅行入れちゃった」「おーまーえー!」←実際の会話。
結局、好きに使ってくれていいからと、鍵を預かり留守のひとんちに28時間くらい滞在。
街歩きに連れてってもらう予定がすっぽり無くなって暇やから、日中ふらっとお出かけ。出かけた先で「今日からです」と人体の不思議展をやっていて、「見ます!」と手を挙げたら割引券くれた。いっかい行ってみたかったんだ人体の不思議展。見た感想は、不思議展というよりは凄い展。ほんっとよく出来てるよ生き物って。すべての展示が献体された人体だということにも感じるところはありました。ちゃんと産まれて生きて亡くなったひとりのひとやったんよね。一見して年齢は分からないけど、もしかして若いのか?と思う瞬間、複雑な思いになる。様々な状態の標本となっていても顔が違って、骨格の違いがあって、ああひとやなあと思いながら見てた。触っていい展示が一体だけあって、ちょっと躊躇いつつも触りました。ひとだから、触れることに一瞬の躊躇いは生まれる。けどこの手で知れるものは知りたいという欲求が勝る。人間は貪欲やね。
出かける前にはいつも旦那が「気をつけて。無事で」と繰り返していて、帰ったら心底安心した顔で「お帰り」を言う。好きに生きている自覚がある分、無事に帰る義務を思わない日が無い。
遊びと仕事を全力疾走した先週は、いつにもまして一生懸命生きようと思った一週間。